かくれんぼ
11月の最初の土曜日に、初めてのあつぎの森 おはなし&森のなかまさがしの会が開かれました。
森の家でのおはなし会の後、やまぼうしとカレープラントを探しに出発です!
やまぼうしはツヤツヤした葉っぱと、まぁるくてデコボコのある赤い実が目印。カレープラントは白くてふわふわした短い毛の生えている茎と甘いカレーの香りのする葉っぱがヒントです。
森の草木たちは集ってくれたみんなと仲良くなりたくて、うきうき、そわそわ。その感じがだんだん森にひろがって、みんなもうきうき楽しそう。でもね…他の草木に夢中なみんなは、目の前にやまぼうしがいても気付かない。
そんな様子を見ていたら、ふと、かくれんぼを思い出しました。
かくれんぼで隠れているとき、おにが近くに来ると「見つかりませんように。」ってどきどきして、おにがそのまま通り過ぎるとホッとして、やった!って嬉しくて、にんまりしたりしませんでしたか? でも、なかなか見つけてもらえないとちょっぴり寂しいような心細いように感じたことはありませんでしたか? おにの時も、ほんとうは見つけているのに、わざと気付いていないふりをして通り過ぎたりしませんでしたか?
人の心ってやっぱりふしぎ。見つかって残念だけどちょっと嬉しい。最後まで見つからなくて、誇らしいけどちょっとさみしい。2÷2=1にならないで、何かあまりがある感じ。わりきれないこの感じってなんだろう?
こんな事を想っているうちに、みんなはカレープラントもやまぼうしも、ちゃんと見つけてくれました。
次はだれを探す会になるのかな。